車検切れの自動車で京都の公道を走行した場合の罰則は？
車検の際に代車を貸し出してくれるサービスは、毎日仕事の通勤や子どもの送迎、買い物で自動車を使う人にとってはとても嬉しいサービスです。
ですが、もし代車で事故を起こしてしまった場合、代車には必要最低限の保険のみしかかけられていないケースが大半です。
無論車両保険等にもかかっていないことから、自損事故の場合、ユーザーが負担して修理を行わなければなりません。
もらい事故で相手が修理にかかる費用を支払うケースでも、事故によっては車両価値の下った分の賠償額を請求される場合もあります。
代車のサービスを利用する場合、予め保証については確認しておきましょう。
慣れない車の運転には充分以上に注意する必要があります。
代車のセレクトは
車検時の代車サービスを利用するにあたって、車両を自分で選びたいという人も多いです。
これについては依頼した業者や店舗によっても異なるのですが、ある程度の要望であれば聞き入れてもらえる場合がほとんどです。
禁煙車に限るだとか、コンパクトな車が良いだとか、ある程度の要望であれば対応してもらえます。
ただし、代車には小さな車が多く、ミニバンの代車を希望しても対応してもらえることは滅多にありません。
車検の有効期限を満了してしまった時は？
気が付かない内に車検の有効期限が切れてしまった場合、公道を走行することはできませんから、非常に不便な状態に陥ります。
車検切れの車両で公道を走行した場合、道路運送車両法違反となり、罰則の対象となります。
無車検運行の場合は6点の違反点数が付与され、前歴に関係なく30日間の免許停止処分に加えて、6ヶ月以下の懲役もしくは300,000円以下の罰金となります。
車検のみではなく、自動車賠償責任保険も切れてしまったケースでは、自動車損害賠償保険法違反となり、上記の罰則に加えて更に6点の違反点数が付与され、前歴の有無に関わらず、90日間の免許停止処分に加えて、18ヶ月以下の懲役もしくは800,000円以下の罰金となります。
車検の有効期限が切れている場合、多くは自賠責保険が切れていますから、違反点数は合わせて12点確定で付与されることとなり、前歴が合った場合は免許取消処分となります。
自動車の一乗り手である以上、車検と自賠責保険の満了日には常に注意を払っておくことが肝心です。
自動車の状態を安全性の高い状態で維持することは自動車オーナーの義務ですから、非常に厳しい罰則が設定されているのです。
